墓石の種類

使用される石材によって異なる墓石の種類

墓石とひとことで言っても、様々な種類が存在します。
先ず、使用されている石材も花崗岩、閃緑岩、斑れい岩、安山岩と4つに大別することが出来、そこから更に成分や産地等で分けることが出来ます。
近年では外国産の特に中国産のものが増加傾向にあり、国内産は希少価値が上昇傾向にあります。
これは、国内における石材の採石量や需要が減少していることが背景のひとつとして考えられています。
墓石には、その土地や風土に合った石材が使用されて作られています。
その為、材質や色、耐久性等はそれぞれ違いがみられます。
また、地域や場所毎に人気や選ばれる種類が異なるのです。
中には、墓石のダイヤモンドと呼ばれている庵治石と呼ばれるものもあり、高級品として扱われています。
長い年月を経ていくうちに、錆や焼けと言った変化がみられることもありますが、石自体が自然の鉱物である故、その様な変化がみられることは、自然の摂理のひとつであり、お墓は生き物であるとも言われているのです。

オーソドックスからデザインタイプまで墓石の種類も様々

昔は墓石といえば白か黒の御影石がほとんどで、地域によって色の特徴があったものです。
よく使用されるのは御影石と呼ばれる花崗岩で、安山岩がこれに続きます。
また、最近では墓石の石材の7割以上が外国産となってきているのです。
墓石は形によって3種類にわけることができます。
和型ではオーソドックスな和型三段墓がもっとも有名で上から棹石、上代石、下台石といいそれぞれ、天と人、地をあらわしているといわれており、棹上部の形は5種類ほどあるのです。
また、洋型ではオルガン型ともいわれ、棹、中台、洋台からなる三段型と棹、洋台からなる二段型があります。
和型に比べると背が低いので視界が開け明るく開放的な雰囲気になります。
そして、デザイン型といって自分や自分の家族が生きてきた証としてモニュメントとしてのお墓や死後の自分の住処として建てるお墓などもあり、石材店と相談しながら家族への想いや願いを表したり、故人の趣味等を表したデザインにすることも可能です。